墨田区はすみだトリフォニー小ホールにて、マンドリンオーケストラのコンサート録音です。
編成は、マンドリン、マンドリンテナー、マンドリンチェロ、ギター、コントラバスの総勢20名程。
みなさん若いです!
今回は事前の打ち合わせで、あまり遠い音像は好みではないということでしたので、
三点吊り装置を、かなり下のほうまで降ろしています。
さらに、この写真だと分かり辛いのですが、中央からみて少しだけ右よりにセッティングしました。
中央にセッティングしている状態だと、バランスが左よりになってしまうためです。
このくらい三点吊マイクを下ろすと定位の問題はかなりシビアになってきます。
さて、この球状マイク。
SCOEPSのKFM6Uというマイクなのですが、
どこかで見たことあるな、、と思っていたら、
以前レコーディングの現場で他のエンジニアさんが持ってきていたものでした。
その時は壊れてしまっていて結局使えず、実際の音を聴くのは今回が初めてでしたが、
とても艶のあるクリアな音です。瑞瑞しい音とでもいいましょうか。
さらに指揮者後方にもキャラクターの違うマイクをステレオでセッティング。
こちらは高くしすぎてしまうとお客様の邪魔になってしまうので、このくらいが限度です。
それからコントラバスに一本。
吊りマイクのみに頼ってしまうと、音がボワボワしてしまうため。
今回の志向に副う形を考慮してのセッティングです。
ここで注意することが一つ。
演奏者さんにとっては、マイクが目の前にあると緊張して
充分なパフォーマンスを発揮出来ない場合があります。
今回も目の前にマイクを置かれて、最初は困惑気味のようでしたが、、
結果、幸いにも問題なかったようで安心しました。
ということで今回は合計5本のマイクを使用したマルチマイク録音です。
リハーサルも無事に終わって一休憩。
外に出てしばらく歩いていると、
スカイツリーが。
そういえば、スカイツリーの近くにかなり美味しいと評判のカレー屋さんがあるらしく、
そちらのほうも気になっているのですが笑
本番も無事に終わり、そういえば僕もマンドリンを所有していることを思い出しました。
中古で購入したものの、結構難しくて2、3回弾いたきりそのまま。
あの綺麗なトレモロを出すのって、実はかなりの練習が必要なんですよね。。
頑張ります、、(たぶん)
出来上がったCDはジャケットとレーベルをデザインしてお届けしました。