【舞台メイク】華やかに魅せるステージメイクのポイント

コンクールや演奏会など、晴れやかな舞台を控えた女性にとって気になるのが舞台メイク。
普段のメイクだと、照明や衣装に負けてしまい顔がぼやけてしまいます。
一方、ただ濃いだけのメイクは崩れた時に目立ちやすく、きつい印象を与えてしまうことも。
そこで今回は舞台メイクでお悩みの方向けに、華やかに魅せるためのメイクテクニックと、おすすめのアイテムをご紹介します。

舞台に映えるメイクのポイントは?


客席から距離があり、強い照明が当たる舞台。衣装も鮮やかなドレスを着ることもあり、普段通りのメイクだと顔の印象がぼやけてしまい、すっぴんのように見えてしまいます。
そこで、気を付けたいのが以下の3つ。

  1. 陰影をしっかりつけて立体感を出す
  2. ポイントメイクをはっきりといれる
  3. メイクを崩れにくくさせる

詳しく見ていきましょう。

1.立体感を出す

舞台メイクのポイントは立体感です。
暗い所で写真を撮ろうとした時、フラッシュで白飛びしてしまったということはありませんか?これと同じで、舞台上では強い光を浴び続けるため、顔がのっぺり見えてしまうこともしばしば。そのため、メイクでしっかりと陰影をつけて立体感を出すことが舞台メイクの重要なポイントになります。

2.ポイントメイクをはっきり入れる

ポイントメイクとは、アイメイクやチーク、リップなどのメイクのことを指します。距離や照明の影響で薄く見えがちな舞台メイクでは、ポイントメイクを普段のメイクよりはっきりと入れることが重要になります。そうすることにより、顔に自然な血色感を出したり、顔のパーツを強調して華やかさや特別感のある装いを演出することができます。

3.メイクを崩れにくくさせる

舞台上は強い照明が当たるためとても暑く感じます。はっきりとしたメイクは崩れた時に目立ちやすいため、メイクの崩れにくさはとっても重要。そのためにはメイク前にしっかり保湿を行い、乾燥しない肌を作ったうえで、崩れにくい化粧下地を選ぶ必要があります。

舞台に映えるメイクアップ方法


上記のポイントを踏まえて、ここからは実際のメイク方法と、おすすめのアイテムをご紹介します。

①ベースメイク

崩れにくいメイクにするためにベースメイクはとても重要です。肌が乾燥していると、皮脂の分泌が多くなり、メイク崩れに繋がります。そのため、メイク前の肌のお手入れも大切です。保湿することはもちろん、化粧下地は皮脂崩れに強くテカりにくいものを選びましょう。

②全体基礎メイク

ファンデーションはカバー力が高く汗や水に強い、舞台メイク専用のものがおすすめ。艶感の強いものは崩れやすくテカりやすいため、マットなものを選ぶようにしましょう。

カバー力が高いものを使用する際は肌の色味が均一になる代わりにのっぺりとした印象になりがち。そのため、顔の立体感を出すためにハイライトとシェーディング(ローライト)をしっかり入れる必要があります。

ハイライトは頬骨の上・額・鼻筋など高さを出したい部分に入れます。シェーディングは生え際・頬骨の下・顎のラインに沿って入れることで顔全体を引き締め、立体感を出します。ハイライトとシェーディングを両方使うことでより陰影が強調されメリハリのある顔に仕上がります。

③全体仕上げメイク

ベースメイクの仕上げにフィニッシュパウダーで整えます。パウダーを使うことにより粉飛びやメイク崩れを防ぎ、メイクの持ちを良くする効果があります。

④ポイントメイク

・眉毛
アイメイクをハッキリさせるため、眉毛は普段より濃く長めに仕上げましょう。
長さの目安は、小鼻と目尻を1本線で結んだ延長線に眉尻がくるのがベスト。濃くする時は眉頭と眉尻は濃くせず、眉の真ん中部分の色が濃くなるようにします。また、アイブロウパウダーで色味にグラデーションをつけると自然に仕上がります。

・アイメイク
アイメイクはメイクの印象を決める重要なポイントです。
アイラインはリキッドの黒を使うとはっきりとした仕上がりになります。
より華やかにみせるためには、ダブルラインがおすすめです。ダブルラインとは、通常の目のキワに引くアイラインとは異なり、二重幅に沿って引くアイラインのこと。簡単にくっきりとした目元を演出できます。

アイシャドウの色味は、なりたい雰囲気や衣装に映える色味かどうかで選びます。上品で大人っぽい雰囲気にするにはブラウンやパープル、コーラルなどがおすすめ。上手なグラデーションの作り方は下記動画を参考にしてみましょう。

まつ毛は、つけまつげを使うと目元の印象がぐんと華やかに仕上がります。

・チーク
カバー力の高いファンデーションは血色感まで隠してしまうため、チークで健康的な血色感を出すことが重要です。チークは発色が良く肌馴染みの良い色を選びましょう。
チークを入れる場所は、黒目の中心から下、小鼻の先より上の頬骨に沿った部分に入れるのが基本です。

アイメイクやリップに鮮やかな色を使う場合、チークが濃すぎると全体的に厚化粧に見えてしまいます。レッドのリップを使う時はほんのり入れるなど、全体のバランスを見ながら入れるのがポイントです。

・リップ
ドレスの色味に合わせて、レッド系やオレンジ系、濃い目のブラウン系などはっきりとした色味のものを選びましょう。また、リップを塗る前に唇の色をコンシーラーで整えておくと発色が良くなります。リップペンシルで唇を縁取り、リップラインの境目をはっきりさせるとより立体感が出ます。

⑤仕上げ

最後に全体のバランスを見てハイライトやシェーディングを足します。
眉頭から目の窪みに沿って鼻筋に抜けるようにノーズシャドウを入れると顔の立体感をより強調できます。

また、顔だけでなく首やデコルテのメイクも大切。首からデコルテにかけてファンデーションを塗り、鎖骨の上や肩にハイライトを入れる事で肌のくすみを飛ばしてドレス姿を美しく見せることができます。

管楽器奏者におすすめ!リップを使わない華やかメイク

管楽器奏者はリップを使うと楽器に色が付いたり唇が荒れてしまうので、ノーリップが基本。そのため、舞台メイクにお困りの方も多いですよね。実は、ポイントを押さえればリップ無しでも華やかな舞台映えするメイクに仕上がります。

こちらの動画では、深みのあるブラウン系のアイシャドウで目元に立体感を出し、アイラインやつけまつげで印象的な目元を作ることで、リップが無くても寂しくない華やかメイクに仕上げています。

海外セレブに人気の舞台メイク『コントゥアメイク』に注目!


コントゥアメイクとは、ハイライトやシェーディングを大胆に入れることで輪郭を強調したメイクテクニックのこと。海外セレブに人気のメイク方法で、立体感が重要な舞台メイクにもぴったりです。

やり方はとっても簡単。顔の高い部分にハイライト、影をつけたい部分にシェーディングを入れてスポンジで境目をなじませます。通常のハイライトやシェーディングはチークのようにベースメイクの上から入れることが多いですが、コントゥアリングはベースの段階で陰影を仕込むのがポイントです。

コントゥアメイク初挑戦の方は下記動画を参考にしてみましょう。

この動画では3つのアイテムだけで簡単にはっきりと陰影のついた顔ができる方法を紹介しています。是非トライしてみてくださいね。

まとめ

舞台メイクは、遠くからでも顔がぼやけない華やかさと、立体感があり崩れないことが大切です。本記事を参考に、本番当日は照明や衣装に負けない、舞台で映える華やかメイクで自信を持ってステージに上がりましょう。

なお、コンサートデザインではチラシ制作時、写真の調整も承っております。
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