演奏会プログラムの表紙デザイン|ジャンル別の実例と10年後も残る1冊の作り方

演奏会のプログラム表紙は、ポスターと同じ情報を並べるだけではもったいない1枚です。ポスターが「来場者を集める」ためにあるなら、プログラム表紙は「当日の体験を10年後まで手元に残す」ためにあります。この記事では、吹奏楽・合唱・ピアノ発表会・オーケストラのジャンル別の表紙デザイン、載せる情報の優先順位、サイズと製本、記念公演で別格感を出す加工、Canva・Wordで作る実務手順までを、主催者と制作担当の方にそのまま使える形でまとめました。プロに依頼する場合は、初稿から校了まで1〜2か月かかるので、本番3か月以上前に動き出すと安心です。
この記事の要点
- 表紙に載せるのは4項目だけ(公演名・団体名・日時・会場)。曲目やプロフィールは中のページに回す。
- ジャンルで表紙の空気が変わる。吹奏楽は躍動感・合唱はテーマ画・ピアノ発表会は柔らかさ・独奏会は写真と余白が基本。
- サイズはA5・B5・A4の順で採用が多い。製本は中綴じなら必ず総ページが4の倍数になる。
- 記念公演で別格感を出す3手段は紙質を上げる・表面加工(マットPP・スポットUV)・演奏者のカラー写真を入れる。
- 本番3〜4か月前に企画、1か月前に入稿、当日配布に間に合わせる逆算スケジュールが基本。

1. プログラム表紙はポスターとどう違うのか
ポスターとプログラムの表紙は、同じ公演の印刷物でも役割がまったく違います。両方を同じデザインで作ると、どちらも中途半端になります。
ポスターは「集客」、表紙は「記念品」
ポスターの目的は来場のきっかけを作ること。街や校内に掲示され、通りすがりに3秒で内容を理解してもらわないといけません。一方、プログラム表紙は来場した人が手に取るものです。開演を待つ時間にじっくり眺め、家に持ち帰り、何年も本棚に置かれます。
- ポスター: 日時と会場を最大に、遠くから読める文字サイズ
- 表紙: 手元で見て美しい、記念品として残る上質さ
情報の取捨選択も変わります。ポスターは「来るかどうか」を判断する最小情報、表紙は「この公演に来てよかった」と感じさせる象徴的なビジュアルが中心になります。
役割と持続性の違い
| ポスター | プログラム表紙 | |
|---|---|---|
| 目的 | 集客・告知 | 記念・体験の余韻 |
| 見る人 | 通行人・地域住民 | 来場者 |
| 見る距離 | 3〜5メートル先から | 手元(30センチ) |
| 寿命 | 本番まで(2〜3か月) | 10年以上残る可能性 |
| サイズ | A3〜B2 | A5〜A4 |
| 情報量 | 最小限(日時と会場) | 象徴的なビジュアル+数行 |
ポスターは「情報」、表紙は「感情」を運ぶ紙と考えると、デザインの方向がはっきりします。
兼用する場合の設計
予算やスケジュールの都合で、ポスターとプログラム表紙を同じデザインで兼用することもあります。その場合は表紙側の品格に合わせてデザインし、ポスターで情報を追加するのがおすすめです。逆(ポスターを表紙に流用)だと、文字が多くて落ち着きのない表紙になりがちです。
2. 表紙に載せる4項目と「引き算」の原則
欧米の音楽大学やプロの演奏団体では、プログラム表紙に載せる項目を最小限に絞る慣習があります。公演名・演奏者/団体名・日時・会場の4項目まで削ぎ落とすと、記念品としての静けさと品格が生まれます。必ずしも4つに固定する必要はありませんが、どの項目が欠かせないかを整理すると、表紙の情報密度が自然に下がります。日本の演奏会でもこの考え方はそのまま使えます。
必ず入れる4要素
- 公演名(例: 第42回 定期演奏会)
- 演奏者・団体名・教室名(例: ○○高校吹奏楽部、○○ピアノ教室)
- 日時(年・月・日・曜日・開演時刻)
- 会場(ホール名のみ、住所や最寄り駅は中ページで)
この4項目だけで、表紙として成立します。情報量は少ないほど、デザインの余白が生まれ、記念品としての品格が上がります。
表紙に載せないもの
逆に表紙に載せないほうがよい情報は次のとおりです。
- 曲目リスト(中のページに回す)
- 指揮者・伴奏者のプロフィール
- 入場料・チケット情報
- 後援・協賛団体(裏表紙や奥付に回す)
- 主催者の連絡先
これらは来場者が既に知っているか、中ページに詳しく載せるべき情報です。表紙にまで載せると、タイトルの存在感が薄れます。
情報が多いときの逃し方
どうしても表紙に載せたい要素が多い場合は、表紙の下部に帯状の情報ブロックを設けて、そこに小さくまとめます。メインの4項目は上半分から中央に大きく、追加情報は下10〜15%のスペースに控えめに、というレイアウトで階層がはっきりします。

3. ジャンル別の表紙デザイン
演奏会のジャンルによって、プログラム表紙で伝えるべき「空気」が違います。ジャンルを間違えると、内容は同じでも受け取られ方が変わります。
吹奏楽の定期演奏会
吹奏楽の表紙は躍動感とチーム感が主役です。
- 団の集合写真(ステージ上・制服姿・楽器を構えた姿)
- 楽器のシルエット(トランペット・フルート・ドラム)
- 校章や学校カラーを配色に取り入れる
- 色は濃色+金 or 赤+白のコントラスト強めが映える
毎年デザインを継承する団も多く、過去のプログラム表紙と色調を揃えるとシリーズ感が出ます。中高生の定演なら、部員全員が写る写真を入れると来場した保護者の満足度が上がります。
合唱演奏会
合唱の表紙はテーマ連動イラストと柔らかい色味が定番です。
- 水彩・リトグラフ風のイラスト
- 声の響き・光・風・水といった抽象モチーフ
- 色はクリーム・水色・淡いグリーンなど柔らかいトーン
- フォントはセリフ体(明朝・Garamond系)
合唱はジャンル内で「賛美歌的」「現代曲」「童謡・唱歌」とさらに分かれるので、その回の演目に合わせた一枚絵を作ると刺さります。
ピアノ発表会
ピアノ発表会(教室主催)の表紙は親しみやすさと上品さの両立が求められます。
- 鍵盤のアップ写真や子どもの手元のイラスト
- 花・音符・星の小さなあしらい
- 色はパステル・ベージュ・淡いピンク・白
- 丸ゴシック体+手書き風フォント
生徒の年齢層が幅広い教室では、かわいすぎず大人びすぎずが目安です。表紙に全員の名前を載せる場合は、裏表紙か中扉に回すとすっきりします。
- 中扉1ページに掲載: 縦3列×横10行のグリッド、9pt以上の明朝体でバランスよく収まる
- 裏表紙に掲載: 横2列×縦15行、フォントは本文用(10pt前後)
- 並び順: 出演順が基本。50音順・学年順にする場合は記載方針を統一
- ふりがな: 幼児や難読名はふりがなを併記すると保護者にも親切
オーケストラ・独奏会
オーケストラ・独奏会の表紙は写真と余白で勝負します。
- 演奏者のポートレート写真(モノクロまたはセピア)
- 楽器の一部だけを大きく見せる構図
- 配色は黒・深緑・えんじ・クリームなど落ち着いた2色
- フォントはセリフ体で格式を出す
情報を削れるだけ削り、写真と余白で語るのがプロ仕様の表紙です。海外の音楽院・プロ楽団の表紙が参考になります。

三浦
(プランナー)
ジャンルの境目にある演奏会(例: 吹奏楽とオーケストラを両方やる、合唱とソロが混ざる)では、どちらのトーンに寄せるかで迷います。判断のコツは「来場者がメインで期待しているのはどちらか」を考えること。たとえば高校吹奏楽部の定演に客演でクラシックソロが入る場合、表紙は吹奏楽色を残しつつ、フォントだけセリフ体にすれば両立できます。

4. サイズと製本の基本
プログラム本体のサイズ選びと、製本の方式は、表紙デザインと切り離せません。
A5・B5・A4の使い分け
| サイズ | 寸法 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| A5 | 148×210mm | 小・中規模の発表会、合唱、ピアノ教室。最も採用が多い |
| B5 | 182×257mm | 中規模の定期演奏会、吹奏楽部 |
| A4 | 210×297mm | 大規模なオーケストラ、情報量が多い公演 |
A5は手のひらサイズで上品、A4は情報がたくさん入るというのが目安です。来場者の多くがシニア世代なら文字が読みやすいB5以上、若い来場者中心ならA5でも問題ありません。
中綴じ製本と4の倍数ルール
演奏会のプログラムで最も多いのが中綴じ(ホチキス留め)の製本です。中綴じは、大きな紙を二つ折りにしてホチキスで留める仕組みなので、総ページ数が4の倍数でないと作れません。
- 8ページ(表紙+中6ページ+裏表紙)
- 12ページ
- 16ページ(最も多い)
- 20ページ
- 24ページ
中ページの情報量に合わせてページ数を決めますが、4の倍数からずれたら空白ページや奥付ページで調整します。
無線綴じを選ぶとき
中綴じだと冊子が厚くなりすぎる場合(目安として40ページを超えるとき)や、背表紙をつけたい記念公演では、無線綴じを選びます。無線綴じは糊で背をとめる製本方式で、本屋に並ぶ書籍と同じ仕上がりです。
- 高級感が出る
- 背表紙に公演名を印字できる
- 40ページ以上の厚い冊子も作れる
- 費用は中綴じより高い(1.5〜2倍程度)
周年公演・記念公演・CD付録のプログラムでは無線綴じが選ばれることが多いです。
5. 配色とフォントの選び方
表紙の印象の8割は、配色とフォントで決まります。
セリフ体で格を出す
セリフ体(明朝体や、欧文なら Garamond・Times系)は、クラシックや格調高い公演に合います。
- クラシック・オーケストラ
- 独奏会・室内楽
- プロの演奏家の公演
- 周年記念公演
セリフ体はゆっくり読ませるフォントで、記念品としての重みを伝えます。
サンセリフ体で現代的に
サンセリフ体(ゴシック体や、欧文なら Helvetica・Futura系)は、現代的で親しみやすい印象になります。
- 中高生の吹奏楽・合唱
- ピアノ発表会
- ポピュラー曲を中心にした演奏会
- 明るく楽しい雰囲気の公演
日本語なら游ゴシック、Noto Sans JP、Zen Maru Gothicなどがおすすめです。印刷物に使う場合は游ゴシック Medium 以上など太めのウェイトを選びます。Regular(細め)は印刷時に線が潰れる場合があるので注意します。
ジャンル別の配色サンプル
- 吹奏楽 格調: 紺 #1a2b4c 60%・クリーム #faf7f0 30%・金 #c8a86a 10%
- 吹奏楽 エネルギッシュ: 赤 #b0322e 60%・白 #ffffff 30%・黒 #1f1f1f 10%
- 合唱 清らか: 白 #faf7f0 60%・水色 #a8c8e3 30%・紺 #1a2b4c 10%
- ピアノ発表会 優しく: クリーム #faf7f0 60%・桜色 #f7c5cc 30%・金 #c8a86a 10%
- 独奏会 格調: 深緑 #2e4a3a 60%・クリーム #faf7f0 30%・金 #c8a86a 10%
- 記念公演 プレミアム: 黒 #1f1f1f 60%・金 #c8a86a 30%・白 #faf7f0 10%

色数は3色以内が原則。4色以上使うと、記念品としての静けさが失われます。
6. 記念公演で「別格感」を出す3つの手法
周年公演や引退公演、卒団記念演奏会などの記念性の高い公演では、通常のプログラムと差をつけたい場面があります。海外のプロ団体が使う3つの手法が参考になります。
紙質をグレードアップする
通常のプログラム表紙は上質紙 110〜180kgが標準です。記念公演では次の選択肢が映えます。
- マット系コート紙: 落ち着いた上品さ。写真も映える
- 厚手カードストック(220〜250kg): 手に取った瞬間に「重さ」で特別感が伝わる
- ファンシーペーパー: 手触りで記念感を出す。写真を大きく使うデザインにはヴァンヌーボ系のコート感があるものを、文字とイラスト主体ならNTラシャなど色のある紙を選ぶとよい
紙質を1ランク上げるだけで、単価は部数により1冊あたり30〜80円の差が出ますが、来場者の印象は大きく変わります。
表面加工(マットPP・スポットUV)
表面加工は、印刷の上にフィルムやニスを重ねて見た目と手触りを高める処理です。
- マットPP加工: しっとりした高級感。写真や濃色が美しく見える
- グロスPP加工: 光沢が強く、ポップな雰囲気
- スポットUV: 特定部分だけ光沢加工。公演名や団体ロゴを浮かび上がらせる
マットPP加工は最も人気で、記念公演では定番になりつつあります。
カラー演奏者写真・スポンサー掲載
表紙にカラーの演奏者写真を大きく配置するのも、記念公演ならではの選択肢です。普段のプログラムでは写真を控えめにする場合でも、周年公演では「このメンバーでの本番の顔」をカラー大判で残すと価値があります。
また、協賛団体のロゴを表紙下部または裏表紙に掲載するのも、記念公演の慣習です。来場者にも協賛者にも敬意を払う設計になります。
- 2〜3万円: Canva自作 + 標準紙で印刷。普段使いのプログラム向け
- 5〜8万円: Canva自作 + 上質紙やコート紙で印刷+マットPP加工。少し格上げ
- 10〜15万円: プロにデザイン依頼 + 厚手紙 + マットPP加工。記念公演の標準仕様
- 15〜25万円: プロ依頼 + ファンシーペーパー + スポットUV加工 + カラー写真。周年公演級の仕上がり

三浦
(プランナー)
周年公演や引退公演では、「普段と違う1冊」を作る価値があります。当日配布して終わりではなく、何年も本棚に残って見返してもらえるのが記念公演のプログラムです。私たちがご相談を受けるときも、予算が許すなら紙質か加工のどちらかは上げることをお勧めしています。部数を少し減らしてでもグレードを上げるほうが、10年後の思い出に残ります。
7. Canva・Wordで作る実務手順
デザイン経験がなくても、Canva か Word があれば表紙は作れます。
Canvaで作る流れ
Canvaは無料版と有料版(Canva Pro)があり、無料版でも基本的な機能は使えます。ブランドキット・背景削除・写真素材の一部・マジック変換機能は有料版限定なので、記念公演のように凝ったデザインを作るなら月額契約を検討する価値があります。下記の手順は2025年時点のUIに基づいています。アップデートで画面が変わる場合は、Canva公式ヘルプを参照してください。
- canva.com にログイン(Googleアカウントで可)
- 「プログラム」「冊子 表紙」「コンサート」で検索してテンプレを選ぶ
- サイズを変更する(A5・B5・A4)
- 公演名・団体名・日時・会場の4項目を書き換える
- 写真やイラストを差し替える
- 色を60-30-10の3色に調整する
- 「PDF(印刷用)」で書き出す
印刷会社によって求められるカラープロファイル(CMYK/RGB)や塗り足しの指定が違います。オンデマンド印刷ならRGBのまま入稿できることが多いですが、オフセット印刷で記念公演のプログラムを発注する場合は、印刷会社に事前確認するか、入稿のプロに依頼すると安心です。
背景色のベタ塗りは、Canva上部のデザイン→カラーから変更します。写真の背景を切り抜きたい場合は画像を選択→編集→背景削除で、有料機能ですが一度使うと手放せません。
Wordで作る流れ
Wordでも十分な表紙が作れます。学校や職場のパソコンに入っていることが多いので、追加ソフト不要なのも強みです。
- 新規文書を開く → 「レイアウト」→「サイズ」でA5・B5・A4を選ぶ
- 「余白」→「ユーザー設定」で上下左右を0〜5mmに(印刷会社に合わせる)
- 挿入→図→写真や背景を配置
- 挿入→テキストボックスで公演名・団体名・日時・会場を配置
- フォントとサイズを調整
- 「ファイル」→「エクスポート」→「PDF」で書き出す
Wordで写真の背景を削除する場合は、写真を選択→図の形式→背景の削除で簡単に抜けます。
写真の背景を切り抜くコツ
演奏者の写真を表紙に入れる場合、背景を抜いてレイアウトに馴染ませると仕上がりが一段上がります。
- 人物の輪郭がはっきり見える写真を選ぶ
- 背景が一色(白壁・濃色カーテン)だと抜きやすい
- 抜いた後は輪郭に薄い影を入れると浮かずに収まる
- 楽器(金管楽器の金具など)は細部が欠けやすいので、手作業で微調整する
CanvaとWordの背景削除機能は、どちらも人物と楽器を含む写真で概ねうまく抜けます。難しい写真だけ、プロに依頼したりPhotoshopを使ったりと切り替えます。
8. 10年後まで残る表紙にするコツ
プログラムは公演当日だけではなく、長く手元に残る印刷物です。10年後に見返しても古く感じない表紙にするコツがあります。
団のブランドを一貫させる
定期的に公演する団体は、毎回の表紙のデザインに共通要素を持たせると、並べたときにシリーズ感が出ます。
- ロゴの位置と色を統一
- 背景色の系統を揃える(毎回微妙に変える)
- 公演回数(第○回)の書体を固定
- 団名の位置を変えない
こうしたルールを決めておくと、10年後に過去のプログラムを並べたとき、一目で「同じ団」のものとわかります。
記念公演(周年・引退など)で特別感を出したいときの両立のコツは、変えてよい部分と変えてはいけない部分を分けて考えることです。
- 変えない: ロゴ位置・団名の書体・配色の系統
- 変える: 表紙の加工(マットPP・スポットUV)・紙質・演奏者写真
こうすれば過去のプログラムと並べたときのシリーズ感を保ちつつ、記念回だけ手触りと質感で別格感を出せます。
QRコードでデジタル版に残す
最近は、プログラム表紙または裏表紙にQRコードを配置し、以下のコンテンツに誘導する団が増えています。
- 演奏会の録音・録画(YouTube限定公開)
- 団のホームページ・SNS
- 次回公演の案内
- 感想フォーム
紙は劣化しますが、デジタルで演奏の記録も合わせて残すことで、本当の意味で「10年後も楽しめる」プログラムになります。
裏表紙の活用
表紙と同じく、裏表紙も記念品の一部です。海外のプロ団体では、裏表紙に次回公演の告知や、版権情報、協賛ロゴを置く慣習があります。
- 次回公演の予告
- 主な協賛団体のロゴ
- 団の連絡先・ホームページ
- 写真家・デザイナーのクレジット
裏表紙を空白のままにせず、もう一面のキャンバスとして活用すると、記念品としての完成度が上がります。
9. プロに頼むという選択肢
「表紙だけでもプロに頼みたい」「団のブランドを1から作り直したい」場合は、外注が有力です。
- 自作で十分: 部員・運営にCanva経験者がいる、通常回の定期演奏会、部数300以下、本番まで2か月以上ある
- プロ依頼を検討: 記念公演・周年公演、部数500以上、印刷仕様にこだわりがある、本番まで1か月台に迫っている
- 地元印刷会社: デザインは自作したいが印刷だけまとめたい、予算を抑えたい場合
- 演奏会専門デザイン会社: 団のブランドを1から整えたい、複数の印刷物(チラシ・プログラム・チケット)を統一したい場合
依頼を検討するタイミング
- 周年公演・引退公演・卒団記念など記念性が高い
- 団のブランド(ロゴ・配色)を一新したい
- 印刷まで含めて一括で任せたい
- 団員の中にデザイン担当がいない
- 過去のプログラムと差をつけたい
料金の目安と依頼前の準備
演奏会プログラムの表紙デザインは、以下の料金帯が目安です(A5〜A4・2〜3回の修正込み)。
| 依頼先 | 料金目安 |
|---|---|
| クラウドソーシング | 5,000〜20,000円 |
| フリーランスのデザイナー | 20,000〜50,000円 |
| 演奏会専門デザイン会社 | 30,000円〜一式(中ページ含む) |
| デザイン+印刷の一括サービス | 本体含めて20,000円台〜 |
印刷費は別で、A5冊子16ページ 200部の場合、オンデマンド印刷なら10,000〜30,000円、オフセット印刷なら50,000円以上が目安です。紙質・加工を上げると追加で5,000〜20,000円かかります。
依頼前に次の情報を用意すると進行がスムーズです。
- 公演名・回数・日時・会場
- 曲目・出演者・指揮者
- 団のロゴ・過去のプログラム
- 使いたい写真の元データ
- 部数・サイズ・予算
コンサートデザインが提供していること
コンサートデザインはクラシックや吹奏楽などの演奏会のチラシやプログラム、チケットなどを専門に、年間200件以上の実績があります。プログラム表紙だけの部分依頼から、中ページ・印刷まで一括で承るパッケージまで、公演の規模に合わせてご提案しています。
- 修正回数は無制限
- 印刷・紙質・加工の手配まで一括
- 記念公演のプレミアム仕様もご相談可能
お見積もりは無料です。公演名・日時・会場・ご希望のイメージをお知らせください。制作実績ページやプログラム商品ページもご参考にどうぞ。
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よくある質問
Q1. プログラム表紙はA5・B5・A4どれがよいですか?
最も採用が多いのはA5(148×210mm)です。手のひらに収まり、バッグにも入れやすく、印刷コストも抑えられます。情報量が多い場合やシニア世代が多い公演はB5(182×257mm)、オーケストラなど大規模な公演はA4(210×297mm)が向きます。迷ったらA5を選んで問題ありません。
Q2. ポスターと同じデザインを使い回してよいですか?
兼用は可能ですが、表紙を基準にデザインを作り、ポスターは情報を追加する流れがきれいにまとまります。ポスターは情報量が多いので、そのまま縮小すると表紙としては窮屈になります。イラストや写真は共通させつつ、文字情報は表紙用に削るのが定番のやり方です。
Q3. 記念公演で印象を変えるにはどうすればよいですか?
3つの手段があります。①紙質を厚手カードストックやファンシーペーパーに上げる、②マットPP加工やスポットUV加工を施す、③カラー演奏者写真を大きく配置する。このうち1つだけでも、通常のプログラムとの差が明確に出ます。予算が許すなら紙質と加工の両方を上げると、10年後の思い出に残る1冊になります。
Q4. 写真は演奏者の集合写真とホールどちらがよいですか?
中学・高校・大学の演奏会や、市民団体の定期演奏会では演奏者の集合写真が定番です。来場した家族・友人が探しやすく、記念品としての価値が高まります。一方、ソロリサイタルやプロのオーケストラでは、演奏者のポートレートや楽器のアップ写真が主流です。ホールの写真を使うと会場紹介の雰囲気が出るので、会場そのものが有名な場合に限定するのがおすすめです。
Q5. 表紙に載せきれない情報はどうすればよいですか?
中のページに回すのが原則です。表紙は公演名・団体名・日時・会場の4項目に絞り、曲目・出演者プロフィール・挨拶文・スポンサーロゴは中ページか裏表紙に配置します。どうしても表紙に入れたい場合は、紙面の下10〜15%に帯状のブロックを設けて、小さめに配置すると階層が保てます。
Q6. 何部印刷すればよいですか?
来場予定人数の1.1〜1.3倍が目安です。来場者1人につき1部、手元に残したい団員・関係者分を含めてやや多めに印刷します。少なすぎると当日配布で切れる恐れがあり、多すぎると在庫になります。印刷会社の料金表では50部・100部・200部と段階的に安くなるので、刻みに合わせて調整するとコストを抑えられます。
Q7. 本番何か月前から作り始めればよいですか?
理想は本番4か月前から企画を始め、3か月前に表紙のデザインを固め、1か月前に入稿するスケジュールです。中のページは曲目や出演者のプロフィールが直前まで変わるので、表紙だけ先に決めて、中ページを本番2〜3週間前まで調整する進め方が現実的です。プロに外注する場合は、初稿から校了まで1〜2か月見ておくと安心です。
まとめ
演奏会プログラムの表紙は、来場者が何年も手元に残す「記念品の顔」です。公演名・団体名・日時・会場の4項目に絞り、ジャンルに合った配色とフォントを選び、ポスターとは別の「記念品としての設計」をすると、10年後まで輝く1冊になります。
予算や時間が限られる、記念公演で特別な1冊を作りたいという場合は、プロに依頼するのも有効です。コンサートデザインでは、プログラム表紙から製本まで一括で承っています。まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。






三浦
(プランナー)
プログラム表紙の制作でよくあるご相談が「ポスターをそのまま使い回していいですか?」というもの。お答えはいつも「できれば別に作ってほしい」です。ポスターは街で見てもらう道具なので、情報がどうしても多くなります。その文字量を手元のA5サイズに縮小すると、窮屈で記念品感が出ません。同じイラストや写真は共通させつつ、文字情報だけ表紙用に削るのがきれいにまとまる定番です。