演奏会チラシのテンプレート|無料で使えるサイト一覧とWord・Canvaで作る手順

演奏会のチラシは、ゼロから作るとデザインの経験がないとなかなか形になりません。けれど、無料で使えるテンプレートを上手に選べば、デザインが苦手な方でも演奏会らしい1枚に仕上げられます。この記事では、テンプレートの入手先を4つに整理し、団体の種類ごとの選び方、WordとCanvaで作る具体的な手順、印刷前にやらかしがちな失敗まで、ひととおりまとめました。
この記事の要点
- 演奏会チラシの無料テンプレートは、入手先が大きく4タイプに分かれます
- 学校・市民楽団・音楽教室・個人リサイタルで、合うテンプレートは違います
- 演奏会のチラシに必ず入れたい情報は10項目あり、抜けやすい項目も決まっています
- WordもCanvaも、それぞれ詰まりやすいポイントがあらかじめわかっています
- テンプレートで足りる場合と、プロに頼んだほうが結果的に早い場合の判断軸があります
演奏会チラシのテンプレートはどこで手に入る?4つの入手先

「演奏会 チラシ テンプレート 無料」で検索すると、多くのサイトが出てきます。けれど形式や仕組みがバラバラで、自分の環境に合うものを選ぶのが意外と難しいです。まずは大きく4つのタイプに分けて整理します。
1. ブラウザで完結するエディタ型(Canva・ラクスルなど)
パソコンにソフトを入れずに、ブラウザ上でテンプレートを開いて編集する方式です。代表的なのがCanvaと、ラクスルの編集画面です。スマートフォンやタブレットからでも編集できるので、若い団員や教室の先生が一人で作るときに向いています。
完成したデータはPDFや画像で書き出して、自宅プリンタにも、ネット印刷にも、どちらにも使えます。Canvaはテンプレートの数が圧倒的で、コンサート用のジャンルだけで1,000種類を超えます。
2. WordやPowerPointファイルをダウンロードする型
PIXTAテンプレート、Microsoft「楽しもうOffice」、素材ラボなどが代表的です。WordやPowerPointのファイル形式(.docx / .pptx)でテンプレートを配布していて、自分のパソコンに保存してから編集します。
学校のパソコンはCanvaのアカウント作成が禁じられているケースがあり、その場合はこのタイプが現実的な選択肢になります。ただし、テンプレートに使われているフォントが自分のパソコンに入っていないと、開いた瞬間にレイアウトが崩れることがある点には注意が必要です。
3. プロのデザインソフト用ファイル型
デザインAC、Freepikなどが提供するIllustrator(.ai)やPhotoshop(.psd)の形式です。仕上がりは美しいですが、編集にはプロ用のデザインソフトが必要になります。団体の中にデザイン経験者がいる場合に限り、現実的な選択肢になります。
4. ネット印刷の自社テンプレート型
ラクスル、グラフィック、キングプリンターズなどのネット印刷会社が提供するテンプレートです。テンプレートの編集も入稿もそのサイト内で完結するので、初心者がもっとも事故を起こしにくい仕組みです。
ただし、編集ファイル(編集可能なデータ)を手元に保存できない場合があり、翌年同じテンプレートを使い回したいときに少し不便です。
4タイプを選ぶ早見表
| タイプ | 向いている人 | 必要なもの | 印刷の自由度 |
|---|---|---|---|
| 1. ブラウザエディタ型 | 一人で作る教室・若手担当 | パソコンとネット環境 | 高い(どの印刷所も使える) |
| 2. Word・PowerPoint型 | 学校・市民楽団の担当者 | OfficeソフトとPDF書き出し環境 | 中(自宅・コンビニ・ネット印刷) |
| 3. デザインソフト型 | デザイン経験者がいる団体 | Illustrator・Photoshop | 高い(ただし操作は難しい) |
| 4. ネット印刷自社型 | 印刷まで一気に終わらせたい人 | パソコンとネット環境 | 印刷会社固定 |
ご自分の環境に合うタイプが2つ以上あれば、両方ダウンロードして比べてから決めるのがおすすめです。
団体の種類で合うテンプレートが変わる
団体の種類によって、合うテンプレートは大きく変わります。デザインの好みより、まず「使える環境」と「読者に伝えたい雰囲気」から逆算して選ぶのが現実的です。
吹奏楽部・合唱部(学校)の場合
学校のパソコンはOfficeが入っていて、外部サービスのアカウント作成が禁じられていることが多いです。Wordか PowerPointのテンプレートが第一候補になります。
部活で代々受け継いでいるデザインがある場合は、土台を残しつつ写真や曲目だけを差し替える方針がおすすめです。毎年すべて作り直すと、引退するOB・OG世代から「らしくない」と言われがちで、担当者の負担も増えます。
家でCanvaを使って画像にし、それをWordに貼って提出する遠回りをしている部員もいますが、学校のパソコンだけで完結するWordテンプレートのほうが結果的に時間の節約になります。
市民楽団・市民合唱団の場合
団員の年齢層が幅広く、パソコン操作の慣れ方もまちまちです。一人がCanva Pro契約をして、他の団員はテキストだけを差し替える運用がいちばん事故が少ないです。
「毎回同じデザインで十分」という層と、「毎回刷新したい」という若手担当者の間でぶつかりがちです。テンプレートを採用すれば、土台は固定したまま色や写真だけを変えるかたちで、両方の意見を取り入れやすくなります。
音楽教室・ピアノ教室の場合
教室の先生がご自分でチラシを作るケースがほとんどです。地域の家への配布や新聞折込が前提で、両面印刷の運用が多くなります。デザインの細部より、「無料体験」「お問い合わせ先」「地図」の3点が一目で見える構成を最優先してください。
ネット印刷の自社テンプレート型は、デザインから印刷までを一気に終わらせられるので、教室運営で時間が取れない先生に合っています。
個人リサイタル・小規模アンサンブルの場合
ご本人がチラシ制作の担当者になることが多く、デザインへのこだわりも強い方が多いです。一方で、こだわるあまり全部を自作してしまい、本番直前まで時間を取られるケースもよく見ます。
テンプレートはあくまで土台として割り切り、宣材写真の見せ方・曲目の並べ方・配色の選び方の3点に時間を使うのが結局は近道です。Canvaの場合は「Photographer」「Musician」などのテンプレートを含めて検索すると、写真を主役にしたシンプルなレイアウトが見つかります。Adobe Expressや、デザイン経験者ならIllustratorのテンプレートも選択肢になります。
顔写真が大きく入るレイアウト、曲目が読みやすく並ぶレイアウトを優先してください。凝りすぎて読みにくくなると、名刺としての役割を果たさなくなります。「自分の音楽性をどう表現するか」は、テンプレート選びより、写真選び・色選び・余白の取り方で決まる部分が大きいです。
200席以上の自主公演や、初めてのCDリリース記念リサイタルなど、ブランディングが大事になる公演では、デザイン依頼に切り替えたほうが結果的に手間も時間も節約できることが多いです。
演奏会チラシに必ず入れたい10項目チェックリスト

テンプレートを使うときにいちばんやらかしやすいのが、項目の抜け落ちです。テンプレートはデザインの土台しか用意していないので、何を入れるかは自分で考える必要があります。
表面に入れる7項目
- 公演名(例: 第30回定期演奏会)
- 日時(開場・開演を分けて書く)
- 会場(名称・住所・最寄駅)
- 出演者(指揮者・ソリスト・団体名)
- 主な曲目(3〜5曲が読みやすい)
- 入場料(一般・学生・全席自由かどうか)
- チケット販売の方法(窓口・電話・QRコード)
裏面に入れる3項目
- 会場の地図(最寄駅から会場までのルート)
- 問い合わせ先(団体名・電話・メール)
- 主催・後援・協賛(行政や新聞社の名称ロゴ)
よく抜ける項目
- 後援名義(自治体や教育委員会の正式名称・ロゴの表記ルール)
- 車椅子席の有無
- 未就学児の入場可否
- 録音録画禁止の表記
後援名義は団体ごとに表記ルールが決まっていることが多く、勝手にロゴを使うと指摘を受けます。後援を依頼する段階で、正しい表記とロゴデータの提供可否を必ず確認してください。団体によってはロゴ使用を認めず、文字表記のみ可とするケースもあります。
Wordのテンプレートを使って作る5つの手順

学校や市民楽団でいちばん使われているのがWordです。デザインソフトと比べると自由度は低いですが、丁寧に作ればちゃんと見られる仕上がりになります。詰まりやすい操作を先回りして紹介します。
手順1: A4縦に設定し、余白を狭くする
「レイアウト → ページ設定」で、用紙サイズをA4、余白を「狭い」に変更します。チラシは紙の端いっぱいまで使うデザインが多いので、最初の設定のままの余白2.5cmだとスカスカに見えます。
背景に色や写真を紙の端まで敷きたい場合は、最初から用紙サイズを「A4より上下左右3mmずつ大きい寸法」(216×303mm)に設定しておくと、後で作り直す手間がありません。ネット印刷に出す予定なら、この時点で塗り足し3mm分を含めて作り始めるのがおすすめです(塗り足しの詳しい話は後半の入稿の章で説明します)。
手順2: 画像を配置する(文字列の折り返しで詰まらないコツ)
Wordで写真を入れると、勝手に位置が動いてしまう症状の多くは、「文字列の折り返し」の設定が原因です。写真を右クリックして「文字列の折り返し → 前面」を選ぶと、写真をドラッグで自由に動かせるようになります。
手順3: テキストボックスで情報を整理する
公演名、日時、会場、出演者など、情報のかたまりごとに「挿入 → テキストボックス → 横書きテキストボックスの描画」でボックスを作り、その中に文字を入れていきます。本文として直接入力するより、配置の自由度が高くなります。
手順4: 図形で強調をつける
タイトルの背景にうっすら帯を敷く、日時を四角で囲む、といった装飾は「挿入 → 図形」で四角や直線を引き、後ろに送ったり前に出したりして調整します。色は3色までに抑えると、まとまりが出ます。
手順5: PDFで書き出す(フォント置換を防ぐ設定)
完成したら「ファイル → 名前を付けて保存 → PDF」で書き出します。ここで多くの方がやらかすのが、PDFを開いたらフォントが別物になっている現象です。
これは、PDFにフォントが埋め込まれていないと起きます。保存時に「オプション」を開いて、「PDFのオプション」の中の「ISO 19005-1に準拠(PDF/A)」にチェックを入れてから保存してください。これでフォントが埋め込まれた状態のPDFになります(Mac版Wordの場合は「ファイル → PDFとして書き出す」から同じ設定が選べます)。
ただし、PDF/Aは家庭用プリンタや会場での印刷向けの形式で、商業のネット印刷では受け付けていないこともあります。ネット印刷に発注する場合は、各社の入稿ガイドで「Word入稿可」「PDF/X-1a」などの推奨形式を必ず確認してから書き出し方法を決めてください。
書き出したPDFは必ず一度自分で開いて、画面で目視確認してから印刷に出してください。

三浦
(プランナー)
僕がお預かりするWord入稿データで、一番多いトラブルが「フォント置換」です。学校のパソコンで作って、家のMacで開いたら別のフォントになっていた、というお話を本当によく聞きます。PDF/A形式で保存する一手間で防げるので、書き出し時に必ずオプションを開く習慣をつけてください。書き出したPDFを自分のスマートフォンに送って、もう一度開いて確認するのもおすすめです。
Canvaのテンプレートを使って作る5つの手順
Canvaはブラウザで完結するので、パソコンにソフトを入れる必要がありません。スマートフォンからでも編集できるので、若い世代の担当者にとってはWordよりはるかに作りやすいツールです。
手順1: 「コンサートチラシ」のテンプレートを選ぶ
Canvaのトップで「コンサートチラシ」と検索すると、1,000種類を超えるテンプレートが出てきます。クラシック・吹奏楽・ジャズなどジャンルで絞り込めるので、団体の雰囲気に合うものを2〜3つ選んで、それぞれ開いてみてください。
手順2: 無料素材と有料素材の見分け方
Canvaのテンプレートには、無料で使える素材と、有料プラン(Canva Pro)が必要な素材が混在しています。見分け方は簡単で、サムネイルの右下に王冠マークが付いているものが有料素材です。
無料アカウントのまま有料素材を使うと、書き出したときに透かしが入ります。テンプレート全体を無料で使うには、王冠が付いていない素材だけで作られているテンプレートを選ぶか、その素材を無料の代わりの素材に差し替えてください。
手順3: 写真・テキストを差し替える
テンプレートの各要素をクリックすると、テキストや写真を編集できます。出演者の宣材写真は「アップロード」タブから自分のパソコンの画像をアップして、テンプレートの写真エリアにドラッグするだけで差し替わります。
手順4: 色とフォントを統一する
色は3色まで、フォントは2種類までに抑えると、まとまりが出ます。タイトル用と本文用でフォントを使い分け、色は主役の色・補助の色・差し色の3つに分けて整理します。
色選びに迷ったら、団体の雰囲気・演目のイメージ・季節感のどれかを軸にして決めるとぶれません。クラシック寄りの上品な印象を出したいときはネイビー+ゴールドや深い臙脂(えんじ)+クリーム、明るく親しみやすい印象なら淡いブルーや若草色を主役にする、といった具合に、伝えたい雰囲気から逆算します。テンプレートの初期配色をそのまま使うのが一番無難ですが、団のロゴや過去のチラシと色をそろえると、団体らしさが積み重なっていきます。
手順5: 印刷用PDFで書き出す
「共有 → ダウンロード → PDF(印刷)」を選ぶと、印刷に適した高解像度のPDFが書き出せます。トンボ(裁ち落とし用の線)と塗り足しが必要な場合は、「トリムマークと塗り足し」のチェックを入れてから書き出してください。
Canvaの商用利用で気をつけること
Canvaのテンプレートは、自団体の演奏会で配る範囲では商用利用ができます。一方で、以下は規約違反になるので注意してください。
- 微修正してテンプレート自体を販売・再配布すること
- Canvaの素材を団体ロゴとして商標登録すること
- 写真やイラスト単体をほぼ加工せずに商品として販売すること
通常のチラシ運用ではほとんど引っかかりませんが、テンプレートを「他の団体にも配ってあげる」のは規約違反になります。
テンプレートを使ったあと、入稿でやらかしがちな5つの失敗

ここまでがチラシ制作の前半です。後半の入稿で失敗すると、せっかくのデザインが台無しになります。テンプレート系の解説記事ではほとんど触れられない、入稿の落とし穴をまとめます。
1. パソコン画面と印刷物で色が違う(CMYK変換)
パソコンの画面はRGB(赤・緑・青の光の三原色)で色を表現していますが、印刷はCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・黒のインク)で色を作ります。鮮やかな青や緑、蛍光色はRGBでしか表現できず、印刷するとくすんだ色になります。
WordやCanvaで作ったデータはRGBのまま書き出されることが多いので、ネット印刷会社の入稿ガイドで「RGB入稿可」「カラー変換サービスあり」などの表記があるサービスを選ぶと安心です。多くの大手ネット印刷では、向こう側でCMYKに自動変換してくれます。
2. 紙の端まで色がのらない(塗り足し3mm)
チラシの背景に色や写真を敷いている場合、紙の仕上がりサイズちょうどまでデザインを作ると、印刷工程の裁断で白い縁ができてしまいます。これを防ぐために、仕上がりサイズの外側に3mmだけ色や写真をはみ出させておく必要があります。これを「塗り足し」と呼びます。
Canvaは「トリムマークと塗り足し」のオプションで対応できます。Wordには塗り足しの概念がもともとありません。ページ設定で用紙サイズを「A4より上下左右3mmずつ大きい寸法」(216×303mm)に変更し、その範囲まで背景を伸ばす方法が現実的です。Word入稿に対応しているネット印刷でも、塗り足しの作成自体は作る側で行うのが原則です。手間をかけたくない場合は、Canvaの「トリムマークと塗り足し」付きPDFのほうが事故が起きにくいです。
3. 写真が粗く印刷される(解像度300dpi)
スマートフォンで撮った写真をそのまま貼り込むと、画面では綺麗でも印刷するとぼやけて見えることがあります。印刷物は最低でも300dpi(1インチあたり300ドット)の解像度が必要です。
ウェブから拾った画像は72dpi程度のことが多いので、印刷には向きません。出演者の宣材写真は、撮影者から「印刷用」と指定して高解像度のデータをもらってください。
4. PDFを開いたらフォントが変わる(埋め込み・アウトライン化)
Wordの章でも触れましたが、PDFにフォントが埋め込まれていないと、印刷会社で開いた瞬間に別のフォントに置き換わります。Wordなら「PDF/A準拠」、Canvaなら自動で埋め込まれます。プロのデザインソフトを使う場合は、文字をアウトライン化(図形に変換)してから入稿すると確実です。
5. 裏面が手抜きで全体の印象が下がる
両面チラシで意外と見落とされるのが裏面です。表面は時間をかけて作ったのに、裏面は地図と問い合わせ先だけで余白だらけ、というケースをよく見ます。
裏面にも表面のデザインと統一感を持たせて、団体紹介・出演者プロフィール・次回公演のお知らせなど、読み物としての価値を持たせると、チラシの保存率が一気に上がります。

三浦
(プランナー)
入稿のときに「色が思ったのと違う」「文字が崩れた」というご相談を毎月のように受けます。原因はだいたいCMYK変換とフォント埋め込みのどちらかです。怖いのは、これらの失敗は「印刷物が届いてから」しか気づけないことです。ネット印刷で発注する前に、家庭用プリンタでもいいので必ず一度紙に出してみてください。画面で見るのと、紙で見るのとでは印象が驚くほど変わります。
無料テンプレートで足りるか、プロに頼んだほうが早いかを見極める

無料テンプレートはとても便利ですが、すべての演奏会に最適というわけではありません。どこまでをテンプレートで作り、どこからプロに頼むかの判断軸を4つにまとめます。
判断軸1: 集客目標
身内・関係者中心で100人〜200人規模の公演なら、無料テンプレートで十分です。一般のお客様を含めて500人以上を集めたい公演では、デザインの仕上がりが来場するかどうかを左右するので、プロに依頼したほうが結果が出やすくなります。
判断軸2: 公演の格
通常の定期演奏会なら無料テンプレートでも問題ありません。記念公演・大ホールでの公演・著名なゲストを招く公演など、「失敗できない1枚」になる場面では、プロに依頼することで団体のブランドにふさわしい仕上がりになります。
判断軸3: 印刷部数
100部〜500部の少部数なら、無料テンプレート+ネット印刷の組み合わせで費用対効果がとても高くなります。1,000部を超える大量印刷では、1枚あたりの印刷単価がデザイン料を上回ることが多く、プロに依頼してもチラシ1枚あたりの費用はそれほど変わりません。
判断軸4: 制作時間
本番まで3か月以上ある場合は、テンプレートで時間をかけて作る選択肢が取れます。本番まで2か月を切っているのに着手していない場合は、プロに依頼したほうが結果的に早く・確実です。後半でやらかしがちな入稿の失敗もプロが事前に防いでくれます。

三浦
(プランナー)
僕が現場で見ていて思うのは、「自分で作れる範囲を見極める力」が一番大事だということです。テンプレートで頑張りすぎて入稿直前で詰まり、結局プロに駆け込む方が毎月いらっしゃいます。最初の段階で「ここまではテンプレート、ここからはプロ」と線を引いておくと、結果的に総費用も時間も最小限になります。迷ったら早めにお見積もりだけでもご相談ください。
テンプレートで作るか、プロに頼むかは「集客目標・公演の格・印刷部数・制作時間」の4つの基準で判断するのが現実的です。
よくある質問
Q1. Wordしか使えませんが大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。Wordの専用テンプレートは数こそ多くありませんが、PIXTAやMicrosoftの公式サイトで配布されています。塗り足しに対応していないネット印刷もあるので、「Word入稿対応」と書かれたサービスを選んでください。
Q2. Canvaは本当に無料で使えますか?
はい、無料アカウントだけで完結できます。ただし、王冠マークが付いた素材は有料プランが必要です。王冠が付いていない素材だけで作られたテンプレートを選ぶか、有料素材を無料の代わりの素材に差し替えれば、無料のまま使えます。
Q3. テンプレートを毎回変えたほうがいいですか?
団体の知名度を上げたい段階では、むしろテンプレートを変えないことをおすすめします。何度もチラシを見るうちに「この団体=このデザイン」というイメージが観客に刷り込まれ、団体の財産になります。色や写真だけを変えて、構成は固定する運用が現実的です。
Q4. 海外のテンプレートサイトを使ってもいいですか?
使えます。ただし、海外のテンプレートは紙のサイズが日本のA4と違うことがあります。アメリカとカナダで標準のレターサイズ(8.5×11インチ)は、A4より幅が約6mm広く、長さが約18mm短いです。そのまま日本のA4印刷にかけると塗り足しがずれるので、ダウンロード後に必ずA4サイズに作り直してください。
Q5. AI機能(Canvaマジック等)でチラシを作れますか?
Canvaのマジック機能や、ほかのAI画像生成サービスでも、ある程度のチラシは作れます。ただし、出演者の宣材写真の人物の顔は崩れることが多く、日本語の文字も別の文字に置き換わることがあります。AIに任せきりにせず、最後は必ず自分の目で文字と人物を確認してください。
コンサートデザインが提供していること
コンサートデザインはクラシックや吹奏楽などの演奏会のチラシやプログラム、チケットなどを専門に、年間200件以上の実績があります。
無料のテンプレートで足りる演奏会もあれば、プロに任せたほうが結果的に早く確実な演奏会もあります。コンサートデザインでは、ご相談いただいた段階で「テンプレートで作れる範囲」と「プロが入る価値のある範囲」を正直にお伝えしています。曲目・日程・ご希望のイメージの3点をお知らせいただければ、無料でお見積もりをお返しします。
関連記事もあわせてご覧ください。






三浦
(プランナー)
僕がご相談に乗っていてよく出会うのが、「テンプレートを変えたくない団長」と「毎回刷新したい若手広報」の対立です。どちらが正しいということではなく、両方の言い分に理由があります。テンプレートを土台にして、色・写真・曲目だけを差し替える運用にすれば、両者の希望をだいたい両立できます。チラシを「団体の顔」として育てる発想に切り替えてみてください。